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粟津 祐逸・短歌 2
あわづ ゆういつ      

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大空の念仏

大空(たいくう)の念仏とかいてゆく辺(あたり)に昼顔がわづか草に影を置いている

  

  

衆生歎

われら棲む僧院もまた修羅界か 老いたる父と寤寐に語らず

白鳥の遠くで鳴いているをきき雪をほつほつ食べてみるなり

親鸞が枕にしたるかど石もかくやとおもふ浪あらき磯

                         歌集「八郎潟」より

  

Photo by Tetsueko
   


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